EU首都で「ダンス税」
ベルギーの都市ブリュッセルでは、ミュージックカフェやバー、ダンスホールなどの所有者に「ダンス税」が課せられている。2年前から施行されているこの制度、ようやく市民が目を向け始めたようだ。
一夜一人当たり40セント
ダンスにかかる税金。冗談かと思われそうだが、EUの本拠地ベルギーのブリュッセル市で採択され、2年前から施行・義務化されている現実の話だ。実際にカフェやバーでは監査を受け、多額の手数料を払っている。
しかしすべての店舗に監査の手が行き届かず、監査が行われていなかった店もある。そのうちのひとつでは、「はじめは冗談だと思った」と地元のウェブサイトに語っている。
一施設一夜につき、一人当たり40セント、年間にして約2000ユーロになるという。
踊るのを止めるしかない?
市の公式サイトの説明によると、この税は安全保障と公共の秩序に関わる費用の一部を補うものであるとしている。しかしどこまでを「踊っている」とみなすか、このあたりの判断基準にも曖昧な点はある。
インタビューを受けたこの店では「ダンス禁止」のステッカーを貼り、SNSでも「ダンスを止めてもらえますか?」と書き込みをしている。ささやかな抗議といったところか。
(画像はイメージです)

BBC
http://www.bbc.com/news/world-europe-38142915