バイヤーの支出を抑制?
中国の財務省では12月1日、130万元(19万ドル)以上の「超高級輸入車」に対し10%の輸入車税を導入すると発表。バイヤーの行き過ぎた支出を抑制し、国内消費を推進させるのが目的だ。
成長する高級輸入車市場
中国ではロールスロイスやフェラーリなど、高級輸入車の売り上げが増加しており、近年では年間売上高の50%~100%を占めるという驚異的な成長ぶりだ。
中国政府は、貿易や海外投資への依存が国内の経済成長を減速させているとの懸念から、高所得者の国内消費を育てる計画を打ち出している。そのひとつとして、130万元を超える「超高級車」に対し10%の輸入車税を追加、義務づけることになった。
財務省では、バイヤーの商品に対する「適正な消費」を促し、エネルギーやCO2排出量など環境への配慮を促進するための措置だとしている。
変化する自動車税制度
現在の自動車税制度は、自動車産業の伸びが全体的に減速していたときのものであり、北京では昨年、消費税を一時停止するなど市場の危機をサポートしていたわけだが、これも2017年1月1日までのことだ。
今後高級車のバイヤーは、購入価格とエンジンのサイズによっては最大で40%の課税が義務づけられることになる。
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CNBC
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