VISAとカーディナルコマースが売買契約に同意
今月1日、電子決済システム事業者であるカーディナルコマースは、VISAによる売買契約に同意したと報じられた。
VISAは、電子商取引におけるセキュリティ強化、シームレスサービスの提供、不正行為(不正アクセス、フィッシング詐欺など)の防止を目的にカーディナルコマースの買収に踏み切った。
電子商取引の促進
カーディナルコマースは、電子決済システム市場にて最大手企業である。カーディナルコマースが提供する電子決済システムの導入は、VISA利用者とVISA加盟企業における電子商取引を促すと期待される。
VISA利用者はインターネットや携帯アプリ、スマートウォッチなどインターネット接続デバイス経由にて決済が可能になる。VISA加盟企業は、不正な電子商取引を未然に防ぐことができるという。
新サービスの本格的な展開
現在、Visaは、加盟企業や決済処理を行う金融機関に対して、カーディナルの電子決済システムを提供し始めている。
今後、18ヶ月間にて、トークナイゼーション(カード番号などの機密データを乱数により生成する別の文字列に置き換え、保存・利用する技術)を電子決済アプリ「Visa Checkout」に導入予定であるという。
また、3Dセキュア(VISA、Mastercard、JCBが推奨する電子決済における本人認証サービス)への対応も可能となる。
(画像はプレスリリースより)

VISA プレスリリース(Business Wire)
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