空き家税の枠組みをバンクーバーが紹介
カナダのバンクーバー市は2016年11月9日に、空き家税の枠組みを同市のホームページで紹介を行った。バンクーバーでは賃貸住宅の空室率がカナダで最も高くなっており、これに対応するかたちで空き家税の導入を目指している。承認されれば2017年にも実装される予定だ。
バンクーバーではこれまでも空き家に対応するために税制度の見直しを行ってきたが、今回の空き家税は専門家と市民との協議を通じて決定された。対象となる住宅は、6ヶ月以上利用されていない住宅などである。空き家税の導入によって、空き家の減少と家を良い投資先とみて利用されることが期待される。
空き家税は他の税に上乗せされるかたちとなる。例えば、現在の財産税と並行して課税されることが予想される。ビジネスにおける課税の原理を、空き家対策にも取り入れた。
住宅危機への対応
空き家を有効活用するために、バンクーバーでは様々な取り組みを行ってきた。空き家税はその一連の取り組みの中でも最新のものだ。
空き家の有効活用できるサイト「airbnb」の活用や、新しい住宅プロジェクトを増やすなど、バンクーバーでは空き家対策に追われている。
(画像はプレスリリースより)

バンクーバー市 空き家税の紹介ページより
http://vancouver.ca/