オンラインVAT、取り締まり強化
12月21日の報道によると、英国公会計委員会は、オンラインショップのVAT詐欺に対する調査を開始していると発表。海外トレーダーの取り締まり問題を受けての処置が進められている。
VAT損出は年間15億ポンド
オンラインメディア「ガーディアン」の調査により、オンラインショッピングのVAT不正詐欺の問題に関心が高まっている。
近年、アマゾンやイーベイにある多くの人気商品が、海外、特に中国からVATをつけず違法に販売されている。その結果、英国の小規模事業者が価格で競争できず、ビジネスに支障をきたしていることも事実だ。
オンラインショッピングによるVAT損出額は、年間15億ポンドにものぼるとされている。
アマゾン「企業の取り締まりは不可能」
財務省では、トレーダーの管理、不正詐欺の取り締まりを行わないウェブサイトに対し、税務局がVAT請求を施行できる権限を与えた。
税務局は新しい措置が成功しており、2015年に695だった海外トレーダーは、今年1月の登録で7185になっているという。
しかしアマゾンは、税務局にはこれまで通り協力するとしながらも、繰り返し「我々のコマンドではない、独立した売り手を取り締まる責任までは負えない」とコメントしている。
(画像は写真ACより)

theguardian
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