批判を受けていたルクセンブルクから
ハンバーガーチェーンのマクドナルドは8日、そのヨーロッパにおける拠点を、不当に税優遇を受けているのではと批判されていたルクセンブルクから、イギリスに移す計画だと発表した。
マクドナルドはステートメントの中で、
イギリスに組織を統合することで、米国外におけるロイヤルティー収入の多くがここに入ることになる。(The Guardianより)
と説明している。
イギリス経済の状態も背景に
マクドナルドによる、イギリスのEU離脱問題(Brexit)の影響をものともしない決定は、イギリス経済がBrexit後も健全な状態を保つとの観測によるものだ。
トレードユニオンや消費者団体は、マクドナルドがルクセンブルクに拠点を置くことにより、2009年から2013年までの間に、10億ドル(約1148億円)を超える税金逃れをしていた可能性があると、マクドナルドの手法を強く批難。
また、EUのオフィシャルも今年初め、マクドナルドを念頭に、税金逃れの手法を批判していた。
マクドナルドのこのイギリスへの拠点変更は、イギリス政府を喜ばせることになりそうだ。テリーザ・メイ首相のスポークスマンは、
海外企業による継続的な投資は、経済成長と雇用を、より確かなものにする。(Bloombergより)
と歓迎している。
このマクドナルドのイギリスへの拠点変更で、イギリス経済には、巨額のマクドナルドマネーが流れ込むことになる。
(画像はThe Guardianより)

The Guardian
https://www.theguardian.com/