2018年春施行予定
英国では「シュガー・タックス(Sugar Tax)」法案が可決される見込みだ。砂糖を使用した清涼飲料水、炭酸水などにかかる税で、可決されればグレートブリテン島全域で2018年春に施行される予定。
飲料業界も施策を検討
英国政府の歳入税関が今週12月6日に発表したところによると、今年3月にすでに法案が提案されており、政府は2017年の予算案で導入を計画しているようだ。これにより施行初年度で520万ポンド(6,615億ドル)を収集できると見込んでいる。
今回の法案での測定方法は2つ。ひとつが、100ミリリットル中5グラム以上の砂糖を含む飲料水は、1リットル当たり18ペンス。もうひとつが、100ミリリットル中に8グラム以上の砂糖を含む飲料水には1リットル当たり24ペンスが課税されるというものだ。
ヨーロッパでもおなじみのコカ・コーラ社、ペプシコ社などではすでに、コカ・コーラ ゼロ、ペプシ アメリカンチェリーなど砂糖不使用のフレーバーラインを推進している。
それぞれの言い分
英国がん研究センターでは、今回の課税は今後10年で370万人の肥満を防止すると推定、今回の法案に賛成だ。一方で英国ソフトドリンク協会は、「2012年以来我々が行っている砂糖17%カットの努力に対し、今回の法案は皮肉としか言いようがない」と語っている。

BBC NEWS
http://www.bbc.com/news/health-38212608