ウォルマートVSビザ
カナダの大手小売業「ウォルマート」とクレジットカード会社「ビザ」がもめている。
払うか、節約するか
ウォルマートは、「どこでもあなたのそばに」をキャッチフレーズに、衣料品から家具に至るまで格安で提供し成長しているマーケットだ。
しかしここにきて、ウォルマートがカナダでのビザの手数料が高すぎると主張。他国より4倍の料金を支払っているというのだ。5月に行われた両社の交渉は決裂。戦闘を開始したのはウォルマートだ。
同社は段階的にビザの取り扱いをなくしていくと発表、まずはオンタリオ州北部のサンダー・ベイから開始する。
小さな街からジワジワと方位を広げ、最終目的地トロントでビザの使用が拒否されれば、ビザの打撃は大きい。一方ウォルマートがビザに支払う手数料は年間1億ドル、節約にはかなりの金額だ。
ウォルマートだけが使用不可の現実
しかし戦闘がヒートアップしていく中、奇襲が起こる。それはウォルマートを静観していたビザではなく、カナダ国民からだ。
カナダではクレジットカードは普及しており、2枚持っていても1枚はビザカードという浸透率だ。それが、ウォルマートだけがビザを使えない。最終的にはウォルマートは1億ドル以上の収入減が懸念される。
戦闘の相手はビザではなく、最終的に国民であったようだ。
(画像はイメージです)

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