巨額支払いで合意か
Alphabet Inc.が所有するGoogleは、インドネシア政府と数週間の内に、 税金の決済について合意に達すると見られる。Reutersなどが報じている。
報道によると、合意は数週間中に行われるとし、未払いの税金と罰金を含む莫大な金が、インドネシアに支払われる見込みだ。
インドネシアの税務当局は、5年分の税金未払い分の回収を目指しているとされ、Googleは2015年分だけでも4億ドル(約450億円)を超える税金を支払わなければならなくなる見込みだ。
納税額は総利益の0.1パーセント以下
税務当局は、PT Google Indonesiaを、総利益の0.1パーセントに満たない額とVATしか昨年は納めていない、として告発していた。
インドネシアが法的措置に出た背景には、Googleのインドネシアでの収入が、アジア太平洋地域の拠点・シンガポールの本部に帳簿付けされていたことがある。
財政難解消への努力
インドネシアは、海外に多くの資産を持ち、税金支払いから逃れている富裕層を対象にしたタックスアムネスティを7月に実施するなど、国の財政難を解消するための努力を続けている。
Googleは、今年1月には、イギリスの税務当局へ、2005年以降の税金未納額など1億3000万ポンド(約181億円)を支払うことで合意している。

Reuters
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