住友商事ベトナム農薬市場進出

住友商事株式会社のグループ会社である、ベトナム住友商事会社と住商アグロインターナショナル株式会社が、アジア地域の農薬販売ビジネスの基盤強化を目的として、サミット・アグロ・ベトナム社（SAV）の設立を発表した。

アジア地域は人口増加に伴い、安定的な食糧供給が必須となっている。アジアの農薬市場は現在約60億規模となっており、ベトナム国ではインドに続きアジア第2位の約8億ドルの市場となっている。

SAVはベトナムの市場にて、日本メーカーが開発する質の高いスペシャリティ農薬の特徴に応じた、マーケティングを行う販売代理店となる。現在は水稲向けが約70％を占めているベトナム市場において、野菜や花き栽培に、日本式の栽培技術のニーズが増加することが見込まれている。

ベトナムにおける収益基盤を築き、日本の農薬メーカーの海外進出を促進する。また、今後SAVは他社の資本参加も検討し、商品ポートフォリオの拡大と顧客サービスの向上に努める。

（画像はプレスリリースより）




ベトナムにおける農薬販売会社の設立について
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=29654