たばこ税2.87ドルへ
アメリカ・カリフォルニア州では2016年11月8日、たばこに対する増税案が可決。施行されれば紙巻きたばこはもちろん、電子たばこなどの関連製品も課税対象に含まれる。
低年齢の喫煙率の減少を
カリフォルニア州は、世界たばこ産業(Big Tobacco)からの圧力に大きな衝撃を与えたことになる。たばこに対する増税法案はアメリカの各州で行われていたが、カリフォルニア州では今回の採決で増税案が可決。
投票数63%と圧勝。同州でも18年ぶりの増税となり、これで1箱当たりのたばこ税は87セントから2.87ドルと一気に増加することになる。同州では、特にたばこの課税によって低年齢層の喫煙減少に期待できるのではとしている。
税収は医療プログラムに
エコノミストによると、たばこの増税による州の喫煙率は9.4パーセントから7.1パーセントに減少すると見込んでいる。
また同法案可決による同州の税収は最大で14億ドル増える見通しで、来年から年間10億ドルをたばこ予防のプロジェクトや低所得者向けの医療プログラムに投じられる予定だ。
ちなみに増税案が否決されたノースダコタ州のたばこ税は44セント、コロラド州が87セント、ミズーリ州は全米で最低の17セントとなっている。
(画像はイメージです)

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