バングラデシュ、2017年度予算案採択
バングラデシュでは、6月に2017年度新予算案が採択されたが、一律15%の税率を適用する新VAT法については、準備不十分として、導入がさらに1年先送りされ、2017年7月施行となった。
なお、バングラデシュの会計年度は7月~翌年6月末であり、2017年度は2016年7月から2017年6月末までとなる。
バングラデシュのVAT
バングラデシュでは、物品の販売、サービスの提供に際して、原則として15%のVAT(付加価値税)が課税される。
ただし、2012年付加価値税及び補完税法(VAT and Supplementary Duty Act 2012)では、特定品目・サービスにおいて、VAT免除あるいは軽減税率の適用が定められていた。
一部品目のVAT税率を変更
新VAT法の施行は翌年度に先送りされたが、これに先立って、軽減税率適用品目の一部について、税率が変更されている。
主なものとして、二輪車のVAT免除の終了、修理:7.5%→10%、建設:5.5%→6%、輸送:7.5%→10%、オフィス賃貸:9%→15%(※ただしIT企業のオフィス賃貸にかかるVATは免税)などが挙げられる。
また併せて、携帯電話サービスへ課される補足税が、3%から5%に引き上げられている。

Dhaka Tribune
http://archive.dhakatribune.com/