アイルランドの財務大臣が発言
マイケル・ヌーナン財務大臣は、今月20日、コンドームへの付加価値税(VAT)13.5%を廃止することが、性感染症罹患率を下がることにはならないだろうと発言した。
予算管理に関するアイルランド議会の委員会において、ヌーナン財務大臣は、医療部門への付加価値税率を下げるという政府計画について問われた。とりわけコンドームに関する付加価値税を完全に廃止するかどうかという件についてだ。
ヌーナン財務大臣は、政府案とは異なる見解を示した。付加価値税率を13.5%に戻す計画はないと述べた。コンドームへの付加価値税廃止が、性行動への重大な影響を持ってはいないだろうと発言した。
その種類によるが、コンドーム12個入りの箱の多くは、20ユーロに値段が上がる。そのため医療団体は、若者に対して非常に損失が大きいと主張している。
2008年には、経済危機への対応として、国内経済を刺激するため、その当時のフィアナ・フォイル(アイルランドの共和党)政府は、医療部門への付加価値税を21%から13.5%へ減らしている。21%の税率はヨーロッパの中で、最も高かった。
ヌーナン財務大臣は、予算は来月11日に通るだろうと発表した。
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THE IRISH TIMES
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